

4月28日午後、放射能防御プロジェクト中部の12回目の例会にゲスト参加し、現在、法制化を進めている「原発事故被災者支援法」について、報告と意見交換を行いました。会場となったお寺には30人以上が参加されていましたが、3分の1から半分くらいは、東北・関東圏から避難された方でした。
現在、与党提案の「原発事故被災者支援法」と野党提案の「原発事故被害子ども保護法」の一本化作業は、現場レベルでは99%終了しています。最後に残されたのは、政府との調整です。公害病のときもそうでしたが、健康被害が起こったとき、その原因が公害であることを被害者側が証明しなければなりませんでした。今回の与野党一本化案では、「原発事故の影響ではないと証明されない限り」、健康被害に関わる医療費の減免を行うように定めようとしています。
現在のところ、原発被爆に由来する病気は、甲状腺ガンぐらいしか想定されていません。チェルノブイリ事故の時には多くの方々が心臓病を発症し、またイギリスのセラフィールドでは白血病が以前の10倍にも増えたにも関わらず、です。放射能の影響について、わかっていないことが多い現在、被害者自身が原因を証明しなければならないのはおかしなことです。
また、放射能を避けるために外で遊べなくなったためなのか、子どもたちの肥満や糖尿病、骨折などが増えているとも聞いています。子どもたちを守るためには、このような不健康にも対処しなければなりません。
集まってくれたお母さんたちからの意見や質問も、その多くが「自分の子どもと、福島をはじめとした東北や関東の子どもたちをどうやって守るか」という内容でした。
チェルノブイリ事故以降、ウクライナやベラルーシでは、放射能による健康被害について多くの研究や分析がなされています。しかし、日本は未だにそこから学んでいないように思えます。チェルノブイリ法を日本に移植した今回の法案だけでなく、より多くのことをチェルノブイリの経験から学び、子どもたちを守るためにより適切な対応を行うよう、今後も谷岡くにこは同僚議員と政府に求めていきます。また、そのためにも市民の力でそのような取り組みを支え、いっしょに子どもたちを守って欲しいとお願いして、会を終えました。